兄様の…

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カリブス「お前に吉報だ」 アリア「リステンマイアのお嬢さんがあなたの婚約相手になったという知らせが来たわよ」 父様と母様はまた嬉しそうに兄様に知らせた。 私はというとムスッとした顔で兄様にきつく抱き着いた。 ロレンス「そう…ですか」 私「(あれ?兄様、あんまり喜んでない…?あんなにマリアちゃんと仲がいいのに…。)」 この時の兄様の気持ちは分からない。 もしかしたらいつ起こるか分からない暗殺とか、あまりよくない事に好きなマリア姉様を巻き込むのがイヤだったのかも… 数日後、私達家族と召使に歓迎されてマリア姉様が加わった。 加わったといっても兄様は何かの仕事で忙しく、正式に"家族"になるのはまだらしい。 マリア姉様はとても優しくて明るくて面倒見がよくてすごくいい人でした。 私は次第に姉様なら兄様と結婚してもいいとおもうようになっていた。 私「私、これからマリアちゃんの事姉様って呼ぶ!」 マリア「あら、うれしいわ!ありがとうクリス」
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