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しかし人間にも別れというものがあり、俺が小学校前に入るときに千夏は転校してしまった。
そのあとはまあ色々あって千夏の事をすっかり忘れてしまっていた。
口が割けても本人には言えないが。
千夏「マイダーリン、高校はどこにいくの?」
春「頼むからマイダーリンはやめてください!せめて名前でよんで!」
千夏「まったくマイダーリン、は恥ずかしがりやなんだから。」
春「マジで頼むよ!」
俺は腰を直角に曲げてお願いした。もし誰かにマイダーリンなんて呼ばれていることが知られたら色々世間的にまずい。
俺が変な目で見られるくらいならまだしも、千夏まで変な人という扱いを受けるのは俺が辛い。
するとそんな俺を見かねたのか千夏が折れてくれた
千夏「わかったわよ。じゃあ春木ね。」
よかった、普通によんでくれるようになって!
春「じゃあ俺は違う部屋にも挨拶にいかなくちゃいけないから!」
千夏「わかった。またあとでマイダ…じゃなくて春木の部屋にあそびにいくヨ!」
なんで片言なのかは解らないが、まあ部屋の片付けぐらいはしておこう。
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