4月1日

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ピーンポン この間抜けなチャイムを聞くのも三度目だ。 今度はどんな反応をされるのか心配でいると、 「はい、どちらさま?」 と、少しイライラしたような声がした。 春「隣の部屋に引っ越してきた者ですが」 「帰って!」 大して話していないのに、いきなり帰れと言われた。俺は呆然としていると 千夏「さっちゃん、千夏だよ。このひとは別に怪しい人じゃないよ?私の知り合いだから安心して。」 「でも男なんて信用できない!」 千夏「大丈夫!この人は例外だから!私が保証する!」 俺はここで、この部屋に住んでいる人は、極度の男嫌いなのだろうと悟った。 そこで俺はさっき千夏と話していたことを思い出した
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