4月1日

12/16
前へ
/18ページ
次へ
千夏「二階に住んでるのは、春木をいれて三人だよ。」 それは知っている。大家に契約に行ったときに、やっと全部の部屋が埋まったと言われたからな。 春「どんな人が住んでるんだ?」 千夏「えっと、口で説明できないような子達。でもとってもいい子達ばっかりだよ!それこそ食べちゃいたいぐらい!」 今、なんか変な声が聞こえた気がしたが聞かなかったことにしよう。 俺のなかのきれいな千夏のイメージを汚したくない。 カンカンカン 相変わらずボロい階段を音をたてながら上るとさっき見た、貧相な廊下が見えてきた。 千夏「まず一番手前の部屋にしようか。」 春「そうだな。」 相づちをうった俺は本日三度目のチャイムを鳴らした。 そうして今の状況に至る
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加