始まりと終わり

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その裏入学で入ったのが主人公のリクトなのだ。 裏入学だからといって差別されることはない。 むしろ裏入学はとても素晴らしいことなのだから… 「………ト」 誰か呼んでるとリクトは思っていた。 「リ…ク…」 「おい!!リクト!?」 「……っ」 「どうした?ずっとボーッとして」 そういってクラウは心配そうに顔を覗いてきた。 「ごめんごめん……なんか考え事してて…」 もぞもぞとリクトは座りなおした。 まだ練習試合は続いていた。 「あと5分で授業終了の鐘がなるな!! やっとこの体勢から解放される~♪」 クラウは体育座りでゆらゆらと左右に揺れながら嬉しそうに笑った瞬間 「誰だ!!話しているやつは!!」 いきなり怒鳴り声が聞こえて向こうの扉からこちらにズカズカと歩いてくる
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