快晴

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俺は恐る恐る電話に出た。 「もしもし…。」 「もしもし?木元健人君ですか?」 「はい。」 「あっ、夏海の母です。夏海なんだけどね…。」 「夏海がどうかしたんですか!?」 「うん…。夏海…。交通事故にあってね…。」 「…え。夏海が…!?」 「どうしても健人君に会いたがってね…。」 「どこの病院ですか!?」 「えっ…?」 「今すぐに行きます。どこの病院ですか?」 「あ、えっと…。市民病院よ。」 「わかりました。では…。」 『ブチッ』 俺は何も用意せずに家を飛び出した。
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