快晴

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息を切らして病院に駆け込み、俺は声が出ているか出ていないか、ギリギリの声で看護師に尋ねた。 「夏海…。夏海は…。」 「すみません。もう一度言っていただけますか?」 「影山夏海の病室は何処ですか!?」 「調べて来ますので、椅子に掛けてお待ちください。」 「はい…。」 「お待たせしました。影山夏海様の病室は207号室です。」 「ありがとうございます。」 俺は早口で看護師にお礼を言うとすぐにその場から立ち去った。
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