招待

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ピンポーン 甲高い玄関のチャイムが鳴る。 それを聞いて高校生くらいの青年が玄関へ向かい、扉を開けた。 するとそこには黒スーツにサングラスという、いかにも怪しげな男が立っていた。 その男がゆっくりと口を開いた。 「諏訪原順平(スワバラ ジュンペイ)様ですね?」 諏訪原順平と言われた茶色い短髪で背が低い青年が驚いた様に目を見開く。 「何で俺の名前…!?」 男は答えず、一枚の写真を順平につきつけた。 それには、彼の父が縄で縛られ捕まっている姿が写っていた。 「親父!?」 「そうです。お父様は我々が拉致致しました。 …返して欲しければ我々の"ゲーム"にご参加下さいますよう。」 男は抑揚の無い声で告げた。
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