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｢待てよ！
"ゲーム"とかより、拉致って犯罪じゃねぇか！｣
順平が真っ白になりかけた頭をなんとか正常に働かせ、抗議する。
｢ええ、犯罪です。しかし警察は動きませんよ
…何なら、警察に連絡して貰っても宜しいですが？｣
男は軽く薄ら笑いを浮かべ、順平を促した。
｢……｣
訳が分からなかったが、順平は取り敢えず男の言う通り警察に連絡する事にした。
『はい、こちら○×県警察署です。どうなさいましたか？』
若い女性の声がする。
｢父が拉致されたんです！｣
女性は慌てず、まずあなたの名前は？と尋ねた。
｢諏訪原順平です｣
ハッと息を飲む音が聞こえ、一瞬の沈黙。
『…それは警察は関与出来ません
主催団体の使いの者が来るはずです。その方に聞いて下さい』
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