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どういう事ですか!?と順平が聞こうとした時には電話が切れていた。
「どうです?お分りになったでしょう?」
受話器を置いた順平に男が声をかける。
「……その"ゲーム"って何だ?」
順平は男の言葉を無視し、強張った表情で尋ねる。
「来れば分かります」
簡潔な男の言葉に考え込む順平。
(親父が居なくなったら天国の母さんが悲しむ…
でもこんな得体の知れない奴に着いて行ったらかなり危険だ…
…いや、でも俺は、)
「行く。"ゲーム"に参加する」
ニヤリ、と不気味な笑みを浮かべ男は頷く。
「それでは参りましょうか
"ゲーム"の舞台に」
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