13574人が本棚に入れています
本棚に追加
「はい。今日はこれくらいで。それで、吉田さんに少しお願いがあってきたのですが」
吉田さんに言葉を返しながら、俺達は二人に近づいた。
「なにかな?」
「えっと、ちょっと実家に帰省をしたいので、しばらく休暇をいただきたいのですが、よろしいでしょうか?」
俺が尋ねると吉田さんは笑顔で頷いた。
「もちろんいいとも。今は対策室もかなり暇だからね」
直紀さんも手元のメモに何かを書きながら答える。
「君達は以前の作戦で十分すぎる仕事をしましたからね。届けのほうはこちらで出しておきますから。休暇は皆さんでとられますか?」
尋ねられた俺は頷いて肯定した。
最初のコメントを投稿しよう!