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竜の形の風、竜哮閃は大岩の中央に向かって、凄まじいスピードで飛んでいく。
そして、大岩に激突した。
本当に巨大だった岩。
その大岩が粉々に砕け、野球場に飛散する。
俺は風を操り、自分や他の人に当たらないようにしていく。
振りかえってアレックスさんに目を向ける。
「アレックスさん。これでいいですか?」
大岩は見る影もない。
「……十分だ」
アレックスさんはまたも驚いているようだ。
あたりに砂煙が舞う中、シャオが俺のところに走ってきた。
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