語られる真実

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そんなこんなで数日が過ぎていき、いよいよ大学が始まるくらいの時期になった。 お参りする人は日に日に少なくなっていくので、元旦から一週間ほど経ったころには、俺達の仕事もかなり減っていた。 そして、そんな仕事が落ち着いてきた日の朝。 朝食を食べながら父さんが言ってきた。 「颯斗。ちょっと昼に柊さんと広場のほうに来てくれ」 「え?なんで?」 「それはあとで言うから。とりあえず来てくれ」 父さんはそういうと席を立ち、朝食の皿を片付けていってしまった。
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