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そういえばこのクッションもそろそろ洗ってくれるよう母さんに頼まないとなぁ、とクッション(とついでにヒナのスラっとした脚)を何となく眺めていると─ベチッ
「イタっ」
…まごの手でスネを叩かれた。
「…いつまで見てるか。」
そう言ってまごの手でヒナの隣の床をトントンと叩く。早く座ってゲームを起動しろということらしい。
「はいはい、わかりましたよ。」
まったく、どうしてこういう視線だけはすぐにばれるんだろう、超能力でもあるのか。
といってこのまま立っていてもヒナの機嫌が悪くなるだけなのでおとなしく座ってゲームを起動する。
「……覇龍行くから。」
「はいはい。」
覇龍というのはモンハンの敵モンスターで小山ほどもあるでっかいトカゲのようなモンスターだ。
しばらく僕が一方的に「あっ」とか「うっ」とか言いながら協力プレイをする。
ちなみに僕のキャラの武器は片手剣─右手に小剣、左手に盾を持ったスタイルでちまちまと敵の尻尾を切っている。
一方ヒナはというと…なぜかヒナが好んで使うのは身の丈ほどもあるハンマーを両手で振り回すというスタイルで、悔しいがすっかり僕より上手くなってしまった。
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