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あれは中2の2学期の終わり頃
もうすぐ
待ちに待った冬休み…
クリスマスまであと
数日と迫っていたある日の事だった
最悪の出来事が起きてしまった
その前日
彼女は学校を休んでいた
その頃の私たち2人にとって
学校をサボるのは日常茶飯事
その日もまた同じ類だろうと
それ程深く気に止めなかった
きっと今日もなにか忙しいのだろう…
なんて
いとも簡単に流してしまったのだ
今でも
何故あの時あの日と
なんとも無駄な後悔をする
自分が本当にに情けない
彼女はその夜
自分の部屋の中で首を吊り
自らの命を絶った
私が彼女の死を知ったのは
翌日の朝
彼女の1つ上の姉からの電話だった
しかし私は
彼女の姉の言葉を全て
拒絶しようとした
頭が真っ白になって
そのあとの事は
ほとんど記憶がない
私の記憶がぼんやりとしたまま
彼女との最後の別れが迫っていた
ごめんごめん!!
ちょっと脅かしすぎた??
冗談だよー♪
とおどけて言って欲しかった
けれど…
彼女は目を開けない
何も言わない
どうして??
なぜ??
彼女は遺書を遺していかなかった
今や
誰にも彼女の心の声を聞く事はできない
真実を知る事ができない
ねぇ遙あなたは一生私の友達だね??
こんなさようならしたくなかったよ…
あなたともっと一緒に
沢山の時間を共有したかった
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