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「エッ?!忘れちゃった?って……誰?全然わかんないんだけど…」
本当はわかっていた癖に、白々しくつっけんどんな返しをした…
『エリ俺の事忘れちゃったの?タクヤだよ?俺はず~っと毎日エリの事考えてたのに…』
あの時と何も変わらない彼の声…
一瞬にして蘇る…
二人で過ごした過去の甘い記憶…
複雑な気持ち…
「なんだ~タクヤか!久しぶり~!ずっと考えてたってさwww何言ってんの今更」
意地悪な自分…
鼻で笑いながら無意識にこんな冷たい事言っちゃう自分が恐い…
ああ言えばこう言う状態だよね
もう二度と掛かってこないであろう彼からの電話が本当は物凄く嬉しい癖に…
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