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とりあえず宮川さんの肩に寄り掛かってみる。
日頃、彼氏にすらしなくなったことだ。
すると宮川さんは私を抱き寄せて軽くキスしてきた。
宮川さんと、二度目のキス。
今度はちゃんとしたキス。
宮川さんのキスは、優しくて、とろけそうになる。
こんなに優しいキスをされてた奥さんが、羨ましくもあり、それを拒否していることに苛立ちもした。
『ゆきこちゃん…』
私の名前を呼ぶ甘い声と眼鏡の奥の優しい瞳。
全てが愛しく感じる。
私は、宮川さんに全てを委ねた。
私が知らない宮川さん。
宮川さんが知らない私。
交われば交わる程みえてくる。
宮川さんの熱い吐息に身震いしながら、私たちは快楽へと身を泳がせた。
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