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「佐久間く――んッ!!そろそろ起きないと準備遅刻するよ――?」
オタマ片手に明日香は朝から叫んでいた
朝食や弁当の用意をしていてふと時計を見たら陽介が起きてくるはずの時間になっていたからだ
ぐっすりと寝ているのだから起こすのも気が引けた明日香だが起こさないと陽介が困るだろうと今にいたる
「....寝てるのかな..」
しかし明日香がこれだけドアを叩いているのに中の陽介からは返事のひとつもない
「..佐久間く―・・・ん?」
仕方がないので明日香は陽介の部屋に入った
「..本当に寝てるよ」
黒と白で統一されたシンプルな部屋で陽介はぐっすりと寝息をたてながら寝ていた
「佐久間くん!起きて!!」
「ん~・・・」
明日香が揺さぶって陽介を起こすと陽介は眠たい目をこすりながらゆっくりと上体をおこした
「おはよう佐久間くん!早く用意しないと遅れちゃうよ?委員長に怒られちゃう」
「..ん..」
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