騒動からはじまる愉快な日常

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「おーい!おーい!」 お兄ちゃんがお姉ちゃんを起こそうとしています。 けれど、お姉ちゃん。まっっったく起きる気配がありません。 「しっかたない。優斗~。俺たちだけで始めるぞ~」 「うん。にぃに」 「よし!じゃあ読者のみなさんに挨拶するぞー!」 「ぞー!」 「ちょっと待てぇぇぇぇぇ!!」 お姉ちゃんが急に跳ね起きました。 「どうして私抜きで始めようとしてるの!?」 「え~。起こそうとしたのに起きないから?」 「殴ってでも起こしてよ!」 「えー。じゃあ、ほい」 バキッ!!! 「っっったぁあああ!!何で今殴ってくるわけ!?」 「だって今殴ってでも起こせって」 「どう見ても起きてるでしょ!?」 ギャーギャーと騒ぎ始めるお兄ちゃんとお姉ちゃんを差し置いて、弟くんは一言 「よろしくね!」 無意識に一人、出番を掻っ攫っていましたとさ。 「だーかーら!起きてなかったら殴れって言ったの!」 「起きてないかと思ったんだよ!」 「明らかに起きてるでしょ!?」 お兄ちゃんとお姉ちゃんの喧嘩は、まだまだ続くようです。
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