復讐の原点

5/8
前へ
/8ページ
次へ
とある暗い森の中――― セツナ「ここ、どこだろ」 エリン「…わかん……ない…」 僕たちはよくわからない森に飛ばされた 棄てるっていってたぐらいだから危ないところなのだろうと僕は思う ガサガサッ セツナ・エリン「!!!」 近くの茂みで何かが動いた… 「グルルルルッ」 狼だ!! やばい! 僕には魔力が無い…エリンも同じで魔力が無い… やばい…でもエリンは僕が守らなきゃ!!! 「ガウッ!!!」 飛びかかってきた あぁ・・・僕は死ぬんだな・・・ 周りがものすごく遅く見えるよ 思い出・・・エリンとの思い出しかないや 楽しくエリンと話す思い出・・・最高だ・・・ でも、僕がいなくなったらエリンも死ぬ? それだけは嫌だ・・・ セツナ「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!!」 力があふれ出してきた なんだろう、これが魔力なの? 「キャンッ」 そういって狼は逃げて行った 頭の中に情報が入ってくる・・・ セツナ「解放・・・」 僕が最後に言った言葉はこれ エリンの中にある星を解放した・・・僕はもう意識を保っていられなさそうだったから
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

70人が本棚に入れています
本棚に追加