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俺が彼女を見とれとったら…
たっちはもぅ隣にいたらしい。
達也「………。」
俊「たっち!?どうしたんや??」
達也「俊が……相手してくれない…。」
ハハハ…そんなので拗ねるなや。
俊「そんなのでな「ばか達也!」」
俺が良いこと言うとこで
誰やねん!!!
ぁ……こいつか…。
「ばか達也!めそめそするのは私…嫌いよっ!」
と言いながら…
達也の向かい合いで座っとるやん…。
達也「み…美奈ぁぁぁぁぁ!!」
達也が元気になるのは…
美奈しかできんわな。
美奈「達也。うざいから。」
達也「ガーーーーン。」
美奈は相変わらず…毒舌やわ。
美奈「達也のことはほかっといて。さっき俊は鉄仮面を見てなかった???」
俊「て…鉄仮面????」
美奈「そうよ。さっきのメガネかけた美人はみんなから鉄仮面って呼ばれてるの。」
美奈はそう言いながら
モグモグと定食を食べとる。
レディなのに…はしたないわぁ。
それに比べて達也は隣で…
めそめそして食べとるし。
よく恋人つとまるなぁ…。
美奈「鉄仮面は美人でも誰にも笑顔を見せたことないらしいのよ。いつも無表情。だから友達もいないらしいわよ。」
俊「そうなんやぁ。でもマジであの子…ベッピンやったで。見とれてもぅたわ。」
俺はそう言いながら笑い出す。
達也「それって…恋じゃねぇの…?」
たっち…もぅそろそろ立ち直れや…。
ん…???
こいつ…恋って言わんかったか??
俊「恋???恋だとぉぉぉぉ???」
達也「俊…かなり煩い。」
美奈「耳が痛いわ。関西人はみんなそうなのかしら。」
俊「すまんなぁ。それにしても…恋ってありえんやろ?」
達・美「「ありえるでしょ。」」
2人は真顔で俺にそう言ったんや。
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