お母ちゃんが居ない…

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秀司の言葉を聞いて半べそをかきながら明子が 『私も一緒に行く。』 と言った。 そして母は私の方を向いて 『まーちゃんあんたはどうする?』 『私は…私はお母ちゃんを引き止める。』 と言うと母は、 『そうね!兄弟は一緒の方がいいもんね。あっちゃん泣かんでいいよ!例え話なんだからね。』 と言った母は、 なんだか淋しそうに笑っていた。
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