お母ちゃんが居ない…

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『姉ちゃん何、朝から泣いとん?』 父が険しい表情をしながら、 『大切な話があるから、こっちに来て座りなさい』 秀司と明子は、不思議そうな顔して私の横に座った。 『一体なんなん?お母ちゃんは何処おると?』 秀司が言うと 『お母ちゃんはおらん。お前達を置いて出て行った。』 『う…うそやん!お母ちゃんが俺達置いて出て行くわけないやん』 と言い立ち上がって部屋中母の姿を探した。
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