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「おい親父!俺は決めたぞ!!
俺はここを出ていく!」
「うん。いいよ」
「おっと親父、止めたって無駄だ…え?」
今、なんと?
「いいよ。もう手配はしてあるから、お前王都に住め」
予想外です。
俺の悩みに悩んだ一年間を返せ。
「ちょっと待てよ!なんでもう手配してあんだよ!!」
「なんとなくそろそろ言ってきそうだなぁって思ったから」
「じゃあ俺がこの組織にいた理由は!?」
「お前を強くするためだ。一人でもやっていけるようにな」
「じゃあわざわざ俺より遥かに弱い幹部達の言いなりにさせたのは!?」
「人生若いうちから好き勝手やらせたら将来ダメな大人になるからな」
なんてこった。
「そのかわり、一つだけ条件がある」
「なんだよ」
「王都にある魔法学園に通え。
お前は常識がなさすぎるからな」
誰がそう育てたんだよ。
「俺だな」
「心を読むなぁ!!」
「ちなみに学園の入学試験は明日だ」
「それを早く言え!!」
こんな親父でも尊敬してるんです。
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