卒業

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そして翌日、俺は王都の魔法学園にて入学試験を受けていた。 「次が最後の試験です。君達の一番強力な魔法を見せてください」 試験官から出された課題は‘一番強力な魔法’。 (最上級は使うなって言われてんだよな…) 試験に関して、親父が俺に伝えたのはひとつだけ。 それは入学後も同様に最上級魔法を使うなとのこと。 ちなみに魔法には下級、中級、上級、最上級があり、親父いわく学園の生徒で上級魔法が使えたら将来には困らないと言われるほどすげぇやつになっちまうらしい。 それなのに最上級なんか使えたらそりゃもう天才なんて言葉じゃ言い表せないほどの実力者として見られちまうそうだ。 まぁ俺は良いんだけどね別に。 目立つの好きだし。
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