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数百人にも及ぶ入学希望者が集まる中、試験会場は始めとなんら変わらずピリピリとしている。
希望者達はそれぞれ6つの列に別れ、一人ずつ部屋の中に入り、そこで試験を行うようになっている。
おそらくあの部屋の周りには外に魔法の漏らさないための結界でも施されているんだろう。
外からじゃ部屋の中でどんな魔法を使ったのか全くわからない。
そうして待っているうちに俺の番がやってきた。
「受験者番号222。ライト=ヴェルディ君でよろしいですね?」
「うん」
敬語?しらね。
それよりぞろ目だよぞろ目。
「それではあなたの一番強力な魔法を見せてください」
俺の返事に何も感じないのか、淡々と言い渡した試験官。
一番強力って言われても使える上級魔法なんかいっぱいあるからなぁ。
少し悩んで、どの魔法を使うか決めて呪文の詠唱にうつった。
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