死者の夜明け

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「お前、早えよ」 同室の国井が準備を終え、利弥の肩を叩き部屋を後にした。 彼に続き他の隊員もヘルメットを手に部屋を出る。 「あ、うん……」 利弥はしどろもどろに答えた。 利弥は最後に部屋を見渡し、電灯を消すとドアを閉めた。 「急げ、急げ」 「まだ眠てえよ」 廊下には叩き起こされた隊員達でごった返していた。 人混みの中を国井を先頭に運動場へと向かった。 、、、
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