🌸もう1つの薄桜鬼序章篇🌸

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その言葉を聞いた瞬間――― 倒れていたはずの身体が フワリと浮いた… 「う、うわぁ!!!…つぅッ!!!」 身体が浮いている間も自分の血は… 地面に向かったボタボタ落ちる。 相変わらず、身体は激痛が奔っているが… 満開の夜桜が目の前にした時――― 初めて、声の『主』が 姿を現した。   『我ハ…薄桜鬼…』 其の、姿を見た時… 言葉では表せない程 綺麗と云うか、妖艶と云うか… 何故か其の表情は何処か… 淋しげに見えた。 服装も独特な… 男なのか、女なのか… 其れすら、解らない。
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