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その言葉を聞いた瞬間―――
倒れていたはずの身体が
フワリと浮いた…
「う、うわぁ!!!…つぅッ!!!」
身体が浮いている間も自分の血は…
地面に向かったボタボタ落ちる。
相変わらず、身体は激痛が奔っているが…
満開の夜桜が目の前にした時―――
初めて、声の『主』が
姿を現した。
『我ハ…薄桜鬼…』
其の、姿を見た時…
言葉では表せない程
綺麗と云うか、妖艶と云うか…
何故か其の表情は何処か…
淋しげに見えた。
服装も独特な…
男なのか、女なのか…
其れすら、解らない。
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