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私は…
見えない声の主に向かって――
途切れ途切れに…
「…はぁ…はぁ…」
「…ど、どう…言う…」
「…い、意味…」
何とか、声を…出して
話を――― する。
『主ハ、死ニタクナイノデ在ロウ…』
「た、確かに…ッ!!!」
「…死にたく…ないと…」
「い、言えば…くっ!!グハッ!!!」
「…そう、そう…かな…」
「…はぁ…はぁ…」
話す事も――
正直…辛い、かなぁ…
『主ハ、奴ガ…憎イカ…』
「はぁ…はぁ…と、当然…」
「…じゃあ…ない!!」
「あ、あんな…奴に…つッ!!」
「奪われる…命…じゃあ…」
「…ない!!!」
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