作者すらも芳樹以外のフルネームを忘れた

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「芳樹、もっと早く!!」 現在時刻は8時22分 「お前の方が遅いだろ!」 毎朝のことながら寮から学園までの道を爆走しています 「なんでもっと早く起こしてくれないの!?」 「携帯の目覚ましなしで7時きっかりに起き、1時間かけて起こしたよ!!」 「布団をガバーってはいだりしたらいいじゃん!」 「誰かさんに左腕しっかりロックされてて俺がベッドから起き上がれないんだよ!」 「え!?芳樹の左腕を誰かが!?」 「あぁ誰かさんだ!!」 「芳樹、私お化けとか本当に…」 「お前だ!!」 「キャァァァァァ!!」 「いやいや…怖い話じゃなくて…」 「よよよよ芳樹、そそそその怖い話はははは…そそそのオチはこここ怖すぎるよ!!」 どんだけ動揺してんだよ 「そうじゃなくて左腕に抱きついてんのお前だろ!!」 「私か!!」 こいつやっぱアホだ
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