通告書

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私は比賀雫(ひがしずく) 今日あたしに 通告書が届きました。 まるで天使のような 男の子も一緒に… * 「初めまして!雫様。 天国へ逝くまでの10日間 僕が願いを叶えてさしあげます」 いきなりだった 10日後にあたしが… 天国に? 「あなた…誰なの?」 「通告書を見て頂くと 分かりますが、僕は 天国からきた天使の緋翼(ひよく)です。」 なに…それ? 「天国って… あたし…死んじゃうの?」 その男の子は ためらいがちに 答えた。 「…はい。」 何かの間違いでしょ? 「バカいわないで。 あたしこんなに元気だし、 大体、あなただって 天使じゃないかも…」 「証拠ならあります。 僕は天使なので生命力が 人間よりあります。たとえ 包丁て刺されても死にません。」 「……」 あたし… 死ぬの? あたしは 耐えきれず涙がでた。 「…雫様。」 その緋翼という男の子は 私の涙を拭って 「雫様が、天国へ逝くまで 僕は、あなたに涙を 流させたりしません。」 「ありがと…緋翼くん」 すると彼は首を横に振り 「緋翼でいいですよ。雫様。」
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