寂しい

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…………────── ピ……ピ……ピ…… ピピピピ………ピピピピ 僕は鳴っている目覚まし時計 を右手で止めた。 「……ん~~ッ……」 と背伸びをしてため息をつく 「……はぁ……また、  あ・の・夢か」 あの夢……… たまに見る不思議な夢 小さい女の子が現れて 僕が大丈夫って手を握る…… 最近になって急に同じ 夢を何度も見る、 多い時で週に3回も見た。 普通の夢はあんまり覚えてないのに、この夢だけは 何故かハッキリと覚えていた。 僕は目覚まし時計を見た。 時間は6時40分……… 布団をどけて洋服棚を開ける 中には私服が数枚その中から 紺色の制服を取り出して パジャマから着替えた。 その後、朝食を食べて 黒っぽい学校鞄を 持って家を出た。 ────4月25日──── 暖かい太陽の光が僕を照らす。 ポカポカと暖かい季節だが 時々、吹き付ける風が 冬の様に寒かった。 歩きながらチラチラと降る ピンク色の桜を見ながら 学校へ歩いていく途中で 僕は友達と出会った。
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