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私立 開学高校
この高校には
ある一組の双子がいた
開学高校２年Ｂ組
田代 敬
成績優秀スポーツ万能
人柄もよく明るい
みんなの人気者という
ベタベタな優等生
そして
もう片方のほうは
開学高校２年Ｄ組
田代 魁
成績もスポーツも
出来ない訳では
ないのだが
根暗で人見知りが
激しく休み時間は
常に 寝ている…
ふりをしている
まあ 世間で言う
痛い人…
｢敬は本当何でも
出来るよなー｣
｢それに比べて
あの弟は…」
｢あれ あの弟の名前
なんだっけ？｣
｢いいんじゃない
弟君で あんなの
オマケじゃん（笑）｣
｢そうだな！｣
｢本当にあの二人
双子なのかしらー｣
｢ねえー信じられないよね｣
もう 嫌だった…
自分が本当に嫌だった…
だから 変わりたいと
願った
変われる方法を
思い付くのに
時間はかからなかった
しかし 僕は敬のことが
嫌いではなかった
いつも僕のことを
気にかけちゃんと
心配もしてくれていた
でも
最近敬は変わって
しまった
皆にチヤホヤされている
からか全然自分に
構ってくれない
だからかな やっぱり
考えてしまうんだよ…
敬のせいで
今の自分がいる
そうだ 全部
敬のせいだと…
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