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恋、とか愛、は自分の世界をキラキラと輝かせてくれる。
そう、思ってた。
『ごめん、文田。』
あの日までは。
「ふぁーぁ……。」
春が、好き。
こうやって屋上で寝転がると気持ちが良いから。
「文田ー、パン買ってきたよー。」
「太一遅い!パンぐらい速く買って来なさいよ!」
「ぐ、じゃあ文田が買って来いよー。」
「太一がジャンケンで負けたんじゃん、文句ある?」
「…………ありません。」
「それでいーの、お釣りは?」
「はい、」
男友達の太一とお昼休みにここで食べるようになったのは1年から。
太一とは1年の時から何かとつるんでる。
「ん~~……っ、気持ち良いな。」
「春だしね。」
「文田花粉症じゃないんだ。」
「まぁね。」
「ふぅ~~ん………。」
「……寝ないでよ?」
「ね、寝ないよ。」
そう言ったって太一、もう瞼閉じかかってたよ。
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