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『別れよう？』
いつもの冗談を言うようにそう言った君の声が、俺の鼓膜を振動させた。
｢だーまさーんっっ！｣
｢うわぁっ！！…何だよしゅう子っ！｣
｢えへへーっ、だまさん、赤羽さんおはよう？｣
｢おはよーしゅう子。｣
｢ってか、いい加減首が取れるっ！しゅう子離せって！｣
朝、いつも通りに健と歩いているといつも通りに彼女のしゅう子が突撃してくる。
｢あははっ！だまさん毎朝首取れてんじゃーん！｣
｢しゅう子のせいだぞー。｣
｢ほらしゅう子、パンツ見えちゃうよ？｣
｢何見てんだデブこら。｣
｢ちょ、冗談だよ智、｣
あははっ、だなんて言いながら俺に腕を絡ませてぴっとりくっ付いてくるしゅう子の頭を撫でる。
あ、ちょっと幸せかも。
｢ったく、イチャつくなよー！｣
｢赤羽さんも早く彼女作ればいーでしょー？｣
｢そうだよなぁ…健作んねーの？あ、作れねーんか。｣
｢おい智失礼だぞ！｣
｢あっ、だまさんっ！おはようございます！｣
｢お、向井じゃん。おはよー。｣
｢松橋さん、赤羽さんもおはようございます！｣
｢おはよー…！｣
｢おはよう。｣
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