豹/1

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だまさんが、松橋さんと別れたらしい。 「おはようございます、菅さんっ!」 「おはよう向井。」 「…あの、だまさんは?」 「あぁ……あいつしゅう子と別れたのが相当キツかったらしいな。」 少しだけ、嬉しくなってしまったあたし。 こんな気持ち…持っちゃいけないのに。 「だまさん、大丈夫かなぁ…?」 「分かんないな…それに、別れ切り出したのしゅう子らしいぞ。」 「え、?」 「あんなに仲良かったのに、何があったんだろうな。」 松橋さん、何でだまさんに別れ切り出したの? あんな良い人、他にはいないのに。 「…向井さぁ、前から思ってたけど児玉の事好きだろ?」 「え!?あ、そんな訳無いですよ…。」 「……まぁあの先生を好きになってもらうよりは良いと思うけど?」 菅さんがそう言って指差した先には…、 『尾形せんせーっ♪』 『尾形先生おはようっ!』 「おおっ!お前等おはよーーっ!!」 暑苦しい、担任の尾形先生がいた。 .
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