序章

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 ──“星”。  それは、広い宇宙にたくさん存在するものです。  輝くものがあれば暗いものもあり、大きなものがあれば小さなものもあって、宇宙は多様な星で溢れています。  それらを生み出した創成者のような存在は、さらに星々を繋いで“星座”を創り上げました。  その中でも、特別気に入られた星座が集められ、その数から“黄道十二星座”と名前を貰いました。  やがて彼らの住む場所を必要とした創成者は、巨大な惑星を生み出してこう言いました。 「この星を守るのはあなたたちの役目。ここから見守るのも自由、どうしても力になりたいと思う人がいて力を貸すのも自由ですよ」  それを聞いた星座たちは、様々な生物が暮らしている大きな世界を見つめます。  ある星座は力を貸す為に世界へ飛び込み、またある星座は外から世界を見守ることに決めました。  それからというもの、その星には平穏な時が流れていました。
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