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キミを見ればいつも下を向いていた。
いつも何かに怯えていた。
誰ともしゃべらないキミ。
周囲の様子ばかり伺っている。
俺にはその光景が不思議で仕方なかった。
そして少しずつキミのことが気になり始めたんだ。
キミの笑った顔が見たい。
キミの喜んだ顔が見たい。
キミの照れた顔が見たい。
キミの困った顔が見たい。
キミの怒った顔が見たい。
キミの泣いた顔が見たい。
キミの悲しんだ顔が見たい。
キミの―――…すべてが見たい。
友達がいないなら俺がなってあげる。
相談したいことがあるなら俺にして。
俺だけにワガママを言って。
俺が全てを受け入れるから。
だから、
我慢しないで。
俺だけを頼って。
俺が騎士(ナイト)になってキミを守るよ。
ねぇ、
俺にキミを守らせて?
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