プロローグ

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「……このクスリを飲んじゃった!?」 「はい。なんか体がダルかったから……」 保健室で暇を潰していたわたくし仲村徹也は、風邪薬っぽいクスリを飲んだ。 もちろん、そのクスリが風邪薬だという保証はない。 この世に100%なんかないのだから。 イスに座ってダラけていた俺に保健室の先生は言った。 「ヤバいわよ。もしこのクスリをもう1人が飲んだら……」 保健室の先生は女性だ。実年齢は不明だが、自称20歳。 そんなことはあるはずなく、実際は25か6あたりだろう。 そんなに老けてはいないのだ。学園の中では結構人気あるしな。 見た感じも可愛い……いや、年齢的には美人っていうべきかな。 茶髪なのは置いといて、少し長いから後ろで括っている。 ポニーテールって奴か? 顔とかも整った顔立ちしてるからな。あとたまにメガネをかけている。 本物か偽物かは分からん。
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