1.彼女の気持ち

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乾いた笑いが出てしまう。 怒りも悲しみも悔しさもない。 そんな自分の状態にあきれている。 もうだめだと思っていた。 もうだめだと気がついていた。 それを認めず、ずるずると先延ばしにしていた。 そういえば、この歌はあいつも好きだった。 嫌々の合コンで会った時、こんなに意気投合できる人はいないと感じた。
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