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「ごちそうさまでした。」
「お粗末様でした。」
食べ始めて、三十分たった頃にはうどんげが持ってきたお弁当は綺麗に全部無くなっていた。
「おいしかったぁ。
なんか、お腹いっぱいになったら眠くなってきたよ……」
男が盛大に欠伸をする。
「もぅ、あなたったらデートに来て女の子の前でそんな事言うの。」
うどんげが少し呆れ顔で言う。
「ごめんごめん。
実は楽しみで昨日寝れなかったんだよ。」
男が跋の悪そうな顔をしながら言う。
「そ、そうだったんだ……
実はね、私も楽しみでほとんど寝られなかったから少し眠いんだ。
だから、いっしょに寝よっか。」
うどんげが柔らかい笑みを浮かべながら言う。
「う、うんそうだね。
天気も良いしきっと気持ちいいよ。」
二人が桜の木に寄りかかる。
「それじゃあお休み。」
「お休みうどんげ。」
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