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日が降りてきて、直接日光が当たる事で男が目を覚ます。
「あっ、おはようあなた。」
男の目の前にはうどんげの顔があった。そして、後頭部に柔らかく暖かい物が当たっていた。
「おっ、おはよううどんげ。
先に起きてたんだね。」
男がうどんげの顔を見上げながら言う。
「うん。先に起きちゃった。
だから、ずっと寝顔見てたんだ。」
桜を背景に、頬を濃い桜色にしながらうどんげが言う。
「えっ?あっ!ご、ごめん!
膝大丈夫!?」
ここにきてやっと男は自分が膝枕されている事に気づいた。
急いでどこうとする。
「あっ、大丈夫だよ。
このまま横になってて。」
うどんげがそれを優しく制止する。
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