独占欲

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結局アカデミーの仕事は事務だけで授業が無かったおかけで子供達から見られたり冷やかされたりは無かったが、早く誰かに教えて貰いたかったと後にかなり悩む事になった 夕方から受付に入ったのだが周りの雰囲気がやっぱりよそよそしい 任務帰りの人も報告書を受け取りチェックを終わり顔を上げると目を合わせてくれない (オレ何かしたか?) 自分はどちらかと言うと礼儀は良い方だと思っている あんなにあからさまに避けられれる心当たりは思いつかない ちょっと凹み気味の所に火影が入ってきた 当たり前の様にイルカの隣に座る 火影も先日の一件は大人気なかったと思いイルカに一言言っておこうと思っていた カカシ何ぞはどうでもいいが、イルカに嫌われるのは応える 「イルカ先日は………」 イルカに向き直り話し掛けたとたん眉間にこれでもかと皺を寄せた 「火影様?」 煙管を持った手がプルプル震え肩がワナワナと怒りで震える火影が一言 「あの馬鹿者がっ!!!」 受付は静まりかえっていた 「あの…火影様?」 事態が理解出来ないイルカは今一度火影に問うた 「お疲れ様でぇ~す!」 ユウトが場の雰囲気関係なしで元気良く入って来た 「お疲れユウト!」 カカシとの事を心配してくれた同僚に告白出来た事を伝えようとイルカは手招きした 「イルカ!?」 隣に来たユウトは声を裏返して驚いていた キョロキョロ辺りを見渡しイルカの耳元で小声で言った 「お前なんちゅーモン付けて来てんだよ…」 「何を?」 「あ~気が付いてないんだなお前……」 火影は入口を凝視している 「お前な首に物凄いモンが付いてるぞ」 「えっ!じゃあ取ってくれよ!」 「いゃ…取れねぇって……キスマーク付いてんぞ…」 イルカに回りくどく言っても分かって貰えないと観念したユウトは直球勝負に出た 「き・すまーく?」 「そう、キスマーク……」
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