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「ええ」
「カカシって今まで何人かと付き合ってきたでしょ?」
「あぁ…」
「その中には、私が紹介した人も居たりしてるのよねぇ」
「それの何が不思議なんだ?」
「カカシが付き合ってきた女性って、好みがかなり統一してるのよ」
それの何が不思議なのかアスマには分からない
「まるで、誰かの面影を追いかけてるって、感じなのよねぇ」
ふぅーーと、アスマが煙草の煙を高く吹き上げた
確かにカカシが付き合った女はかなり、似たり寄ったりだ
決まって、黒髪の目が大きな、ちょっと意地っ張りなタイプ
(でも、もって1ヵ月程だがな…)
「カカシって、初恋を終わらせてなくて未だに引きずってるでしょ?」
「そこまでの人を何故諦めのかしら?」
「あん時は、仕方なかったんだよ…」
(しまったっ!)
思わず口走った言葉に案の定、紅は飛びついてきた
「話してくれるわよね?私達、スリーマンセル・運命共同体ですものね?」
整った笑顔で、あまりにも整った笑顔は、違う意味で恐怖だ
(すまん、カカシ…不可抗力だ…)
喋ったのバレたら、雷切何回当てられるかなぁ~と考えながら
「あぁ~、面倒臭ぇ~」
と、ボヤくアスマだった
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