接近

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子供達との、フォーマンセルが始まった 最初の印象は『サイアク』 いきなり黒板消しの悪戯をプレゼントされた 避けてもよかったのだが、どうせ明日行う試練には合格しないのだからと思い、どうでもよかった 取りあえず、三人の夢でも聞いてみた (俺、まるで先生みたいじゃない…) カカシはまだ先生になった自覚が全く無い… 『うずまきナルト』 大好きな物は【ラーメン】 嫌いなモノは【サスケ】 一番好きなのは【イルカ先生に奢ってもらうラーメン】 夢は【火影になって、里の皆に認められる事】 (面白い成長したなぁ~あんだけの目にあってんのに陰りがないねぇ~この子は…) 『うちはサスケ』 特に好き嫌いは【なし】 夢より野望【ある男を殺す事】 (やれやれ、ナルトだけでも厄介なのに何で俺の班はややこしいのが集まってんの?ジジィワザとだろー) 『春野サクラ』 好きなモノは【……】 (サスケらしい…) 嫌いなモノは【ナルト】 (ストレートだね…) 夢は【サスケのお嫁さん】 (女の子の方がマセてるなぁ~忍術より恋愛ね…) (アカデミーでもトップクラスの頭脳って聞いていたんだけどな…) カカシは、自分の自己紹介は、結局名前のみの結果だった 「明日の任務は演習だ…」 「アカデミーで散々やったのに?」 サクラはウンザリ気味に言った 「う~ん、真実言ったら君たち引くよ❤」 気味悪い位のカカシの笑顔に 「何!?…」 三人とも、ゴクリと唾を飲んだ 「明日の演習はお前らを振るいにかけるモンだよー失格になったらアカデミーにUターン」 「えーー!!!!」 三人は一斉にに声を上げた 「俺ら、卒業して下忍じゃんっ!!何で又アカデミーなんだってばよー!!」 「お前らは卵なのっ!基礎が出来ただけ、卒業生全部が忍になったら物凄い数の忍になってるでしょ?」 確かに、そんな数の忍はいない 「この演習で振るいにかけて最終的な見極めをする」 おずおずとサクラが手を上げた 「どれ位、受かるんですか!?」 「ん?う~ん、8割…」 一同、ホッとした表情になった 「落ちる❤」 皆、天国から地獄に落とされた面持ちだ 「だから言っただろ? 絶対引くって❤」 「あっ!明日は朝食抜いて来いよー吐くからね❤」 三人には悪魔の微笑みに見えた
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