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(何で、あんたがくっついて来るのよ[★])
(何でオメーが居るんだ?[★])
仕事が終わったイルカと共にカカシも居た
「すみません、お待たせしました。 カカシ先生もご一緒し……」
イルカが話し終わらない内にカカシが口を挟んだ
「俺も一緒に食事に行っていーよね?❤」
承諾を貰う聞き方だが、有無を言わさない笑顔だった
(カカシが居たら肝心な事突っ込めないじゃないのっ![★])
紅はヒクヒクと笑顔をひきつらせて
「勿論、いいわよ❤」
と、イルカには見えない様にカカシを睨みつけた
(よく分かんないけど、アスマと紅が何も無くイルカ先生を食事に誘うわけないしね…)
(折角、大分打ち解けてきてくれてるのに、余計な事言われたら叶わないからねぇ…)
カカシは上忍の二人の企みを阻止しようとイルカに張り付いた
上忍三人と中忍一人の食事会は紅の考えとは異なり不発に終わった
カカシにとっては、大収穫があった
食事をした場所がイルカの家に近い事もあり、思ったより、遅くなったのでイルカは
「カカシ先生宜しければ、今夜ウチに泊まりますか?明日も任務で早いのでは…?」
「えっ!? イヤ…アノ…」
予想外のお誘いに動揺しているカカシを見て、イルカは遠慮していると勘違いしていた
「古い家ですが、一人者には余る位部屋がありますから、遠慮しないで下さい。」
必殺のイルカスマイルでそう言われたらカカシが断るわけがない
「どうなっても知りませんよ…」
カカシは小さい声で言うと
「そんなに酔ってる風には見えないですよ。大丈夫ですってば」
勘違い全開のイルカだった
あ
(限界ですよ…イルカ先生…)
前回はイルカの勘違いでカカシの包容は気分が悪くなってしだれかかったと思われていた
あの時はイルカの超天然っぷりにたじろいだカカシだったが今夜はそうはいかない
イルカの家にはすぐ着いた
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