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カカシがイルカの家を覗きに来るのが日課になっている事など知りもしないイルカは
「カカシ先生が我が家に来るのは初めてでしたね。遠慮しないで寛いで下さい」
毎日来ているとはいえ、室内に入るのは初めてだった
柄にもなくカカシは緊張してしまった
イルカが鍵を開け、扉を引き、促され中に入った
カカシにとっては落ち着かない気持ちだった
当たり前ではあるが、イルカの一人暮らしだ
中に入ったとたん、イルカの匂いでいっぱいだ
カカシは特に鼻が利く方なので、思わず前屈みになりそうなのを理性で押し留めていた
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