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未知の世界に足を踏み入れる恐怖とカカシを感じカカシも感じているという高揚感に翻弄されながら自分で制御できない快感にイルカは戸惑った
「イルカ…イ…ルカ…好き…」
耳朶を甘噛みしながら譫言の様にカカシが囁く
自分もと気持ちを伝えたいのに、口から漏れ出るのは挙げたことのない嬌声と喘ぐ息遣い
腹辺りを触れていたカカシの手がイルカの胸の飾りに指を這わせる
摘まんて押しつぶせばイルカの背が弓なりにしなり、仰け反ったイルカの喉元に獣の様にカカシが噛み、吸い上げ赤い花を散らせる
翻弄され熱を持ちイルカの中心もすっかり張り詰めている
「イルカ先生、感度イーね…」
カカシ自身の雄も限界に張り詰め出口を探し燻ぶっていた
そっとイルカの中心に手を伸ばした時
『コンコン』
と、窓の所で音がした
カカシはそちらを見なくても何か分かっていた
(この状況で寸止めはありえないでしょ!?)
無視していると、まるで催促する様にまた音がする
流石にイルカも気配に気づいた
「カ…カシ先生、あれ…火影様の式ですよ?…行かないと…」
「ウ~~~~~~ツ!!!」
(じじぃ🌊!一生恨むからなあ~[★])
仕方なくゴソゴソと支度をする
イルカは乱れた衣服を直す事すら忘れ、潤んだ黒い瞳でカカシを見ていた
カカシには、まるで行かないで欲しいと泣く子供の様に見えた
涙で濡れた頬を指でなぞりながらカカシは
「イルカ先生、帰ったら返事して下さい。オレは真面目にアナタが欲しい…」
カカシの真剣な眼差しに真っ赤になったイルカは俯いた
「まっ! OK以外の返事は受け付けませんけーどね!」
「いい返事貰えるまでアタックしまくりますから」
「アタックって……」
カカシの言葉に茹鮹の様になったイルカ
(可愛いすぎるよ…あー行きたくなーーいっ!!)
流石に火影直々の呼び出しを無視する訳には行かないので後ろ髪を引かれ未練タラタラでイルカ宅を後にした
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