温もり

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「カ…カシせんせぇ…」 潤む真っ黒い瞳でカカシを求め見つめた ヒュッとカカシの喉から息を飲む音が聞こえたかと思うと、徐にイルカの腰に手を掛けた 「ゴメンね…イルカ先生…やっぱムリ…」 と、少し悲しそうな笑顔で微笑んだ 止めようと言われたのだと思ったイルカは大丈夫だと言おうとした瞬間 「んぁっ!!!」 声にならない呻きを挙げた 腰掴んだカカシがそのまま自身に引き寄せた為だった いきなりの衝撃に目の前が真っ白になり火花が散った カカシが丁寧に解してくれていたとは言え、かなり標準より大きなカカシのモノを根元まで挿れるのは無理だ 「ヒァァァ…ツゥ…ぅう…ンゥン…」 ガクガクと揺さぶられ、幾度と挿入を繰り返しカカシをすっかり飲み込むまでカカシの動きは止まらない ヒッヒッと喉の奥から息が漏れ、頬を只涙が流れる 内臓の限界まで突き上げられ、胃が口から出てしまうんじゃないかと錯覚する まるで獣に喰らわれていく様な恐怖にかられ、もう駄目だと口に出しそうな時 「…イルカ……イ…ルカ…イルカ…あ…いしてる…」 熱に魘される様にカカシが呟く 何時の間にか外したのか、イルカの背で腕に絡んでいたアンダーは無くなり、カカシの手はイルカの指を絡め捕る様にしっかり握られていた 里の誉で自分の様な中忍では並んで歩く事すら憚るカカシが、こんなにも自分を求め必死になってくれている いつしかイルカの頬を伝う涙が苦しみのモノでは無いモノに変わっていた カカシが少し角度を変え、突き上げた時 「アァ…!」 と、明らかに色を含む声をイルカが上げた 「…ココ?」 カカシに尋ねられても意味が分からず、又初めての感覚に戸惑っていると 「ココなんだ…」 まるで秘密を見つけた子供の様な悪戯な顔で、その一点に打ちつけてきた まるで女の様な嬌声がイルカの口から止めどなく上がる カカシがイルカのモノを数回扱くと一段と高い声を上げ白濁をカカシの手の中に吐き出し、クタリと布団に沈んだ それと同時にカカシを包んでいた内壁が一段と締めつけ、短い呻き声と共にイルカの奥中に欲を叩きつけた カカシもイルカに覆い被さる様に力を落とした
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