117人が本棚に入れています
本棚に追加
/73ページ
そのまま余韻を貪る様にカカシはイルカの背を唇で啄む
少しの刺激も今のイルカには、いつもより敏感に感じられ、背中の筋肉がピクピクと反応する
カカシがイルカの顔を覗き込む
イルカは経験した事の無い、嵐の様な快感と未知の世界の出来事にすっかり意識を飛ばしてしまっていた
「イルカ先生っ!!!」
漸く我に返ったカカシは手加減も無しにゴールまで突っ走った事に気が付き、慌てた
(やば……やっちゃった俺…)
取りあえず未だ繋がったままの自分をそろりと抜く
イルカは、排泄感にフルリと身悶えし、眉間に皺を寄せ小さく呻いたが意識を戻す気配は無かった
後口からはトロリと白濁の液が溢れている
(て、俺どんだけ余裕無いのよ…大分我慢してたからイッパイ出ちゃったなぁ~)
(このままにしてたら明日大変だよね…)
カカシは浴室に行くと湯を張り、手桶とタオルを持って来た
「ふぅ~…」
深呼吸をし、気分を落ち着かせイルカの身体を綺麗にする
(いい加減落ち着いてよね…俺の息子さん…)
今だ元気な息子を宥める
(イルカ先生のこんなにしどけない姿を見て元気になるなと言う方がムリでしょ…)
イルカの首筋を指でなぞる
「う…んン」
イルカの口から漏れた艶のある声に思わず又もや臨戦態勢を取りかけた
「イルカ先生…本当に反則です…他のヤツの前でそんな声出さないでね…」
(こりゃ早く先生は俺のだって広めなきゃ)
イルカの身体を綺麗にし、新しいシーツに換え胸に抱き込み横になる
「ねぇ、イルカ先生…一生俺の傍にいてネ…昔と同じ約束しましょ…
俺はアナタとこの里を命を掛けて守ります。そして必ずアナタの元に帰ります。だからアナタも必ず俺の元に帰って来てね」
まるで返事の様にイルカはカカシの胸に擦り寄り、極上の微笑を讃えたまま眠っていた
最初のコメントを投稿しよう!